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猫と和紙の日々
猫と和紙は似ています
やわらかさとあたたかさに支えられ
つよさとしなやかさに励まされて
和紙をちぎって 猫を描いています
長友順子の和紙ちぎり絵
絵の具の代わりに和紙を使って絵を描いています。
染め和紙のにじみやぼかしを活かすように
ちぎる場所を選んで貼っていきます。
猫の毛並みには 典具帖紙(てんぐじょうし)という
極薄の和紙を幾重にも重ねて質感を出します。
猫のヒゲには和紙の原料である楮(こうぞ)の繊維を使います。
和紙の種類
板締め紙
楮紙を折って染料に浸す
揉み染め紙
和紙を揉んで丸めたまま染料に漬け、拡げて乾かしたもの
雲龍紙
楮の繊維を漉き混んだ和紙
ひび染め紙
和紙を揉んでから染め、水で洗うと皺の部分に染料が残り、ひびのような模様になる
柳染め(筒絞り)
和紙を筒状のものに巻きつけ、ぐっと押し下げてできた皺に染料を刷毛染めした和紙
落水紙
紙漉きの工程でシャワーのように水滴を当てて孔をあけた和紙
典具帖紙
ジョーゼットのような薄い和紙
典具帖紙をちぎる
毛羽だちを猫の毛並みの表現に利用します
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